犯罪・刑事事件の解決事例
#人身事故 . #慰謝料・損害賠償 . #後遺障害等級認定

【橈骨遠位端骨折、TFCC損傷】後遺障害認定「非該当」から異議申立により12級が認定され、1100万円増額した事例

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金子 周平 弁護士が解決
所属事務所弁護士法人みずき栃木支部宇都宮大通り法律事務所
所在地栃木県 宇都宮市

この事例の依頼主

40代 男性

相談前の状況

バイクと車の交通事故です。被害者はバイクで走行中、道に迷って蛇行していた相手方車両と正面衝突をしました。この事故により被害者は全身を強くうったほか、手首を骨折しました。治療を継続しましたが、手首を動かすときの痛みと、その痛みによる可動域制限が後遺症として残りました。被害者は自賠責保険に後遺障害認定を行いましたが、結果は非該当でした。相手方保険会社は後遺障害の結果をうけ、示談金として100万円を提示してきました。被害者はこのまま解決になってしまうことに納得がいかず、当事務所にご相談にみえました。

解決への流れ

被害者は仕事に支障をきたす程強い痛みを感じていました。その症状に基づいて詳細を検討すると、後遺障害認定申請の「非該当」という結果は適切ではなく、異議申立をした方がいいとの判断に至りました。そこで、医師の協力を得て後遺障害診断書を再度作成しなおし、自賠責保険に異議申立をしました。その結果、12級13号という等級が認定されました。認定された等級を元に交渉を重ね、1100万円増額した1200万円で解決に至りました。

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金子 周平 弁護士からのコメント

本件のポイントは画像所見です。被害者の受傷について、診断書上に診断名としてはついていなかったのですが、自覚症状からTFCC損傷の可能性を疑いました。治療中に撮影したMRI画像を再度医師にみてもらったところ、医師も同様の見解でした。そこで、各所見を盛り込んだ後遺障害診断書を再度作成してもらい、異議申立に臨みました。非該当のまま終わるか、12級が認定されるかでは賠償額に大きな違いがあります。皆さんの「納得いかない」が最大限解消されるよう、認定された等級が適切なのかも含めて、丁寧にご説明します。是非一度ご相談ください。